vol.2 荒牧太郎

日大サッカー部で4年間サッカー漬けの毎日を送り、今シーズンよりFUGA MEGUROに。
リーグ中断期間中のブラジル遠征を機に出場機会を得る。
大学サッカー仕込みの技術とフィジカル、そして熱い気持ちでプレー。今後の活躍が期待される。

Q.フットサルをはじめたきっかけは

大学でサッカーをずっとやっていて、JリーグやJFLに行こうと思っていたんです。
Jリーグ数チームの練習に行っったんですが、あまりいい話がもらえず、JFLのチームを考え始めて、横河の練習に行くときに、須賀さんが連絡をくれて、「(一緒に)やらないか」みたいな話になって、それで、どうしようかなと考え始めました。

Q.須賀監督との出会いは?

大学2、3年のときに、森のくまさんの練習に何回か顔を出して、その後しばらく行かなかったんですけど、また4年のときに出るようになって、

それで「日本一」目指せるぞって。

サッカーで代表、日本一を目指すのは相当遠いけど、フットサルではありえない話ではないから。
陽の当たり度の違いとか、JFLとかすごい上手いやついても注目されないけど、フットサルは相当注目されるじゃないですか。そういのもありました。

Q.入ってみてどうですか?

駒場の先輩は知っていたので、太さん、幸司さん、神尾さんは先輩、早川裕樹は同じ年。
雪の駒沢(※1)は偶然見に行って、ボツワナの試合だけ見て帰ろうと思ったんだけど、結構面白くて。

Q.入ったら試合には出れると思っていましたか?

サッカーの延長ではなく、新しいスポーツを始めるつもりではじめてくれって言われてました。
ちゃんとフットサルやるのは、FUGAがはじめてだったので、
ただ、なんだかかんだ出れるだろうと、、、だけど全然違うと思いました。

去年(FUGAに入る前)、森くまの練習に遊びに入ったとき、年配組(=ボツワナ)対それ以外でやって、
そのとき、結構点を取って、杉さん泣かせちゃったみたいな。(※2)
須賀さんは、たかが森くまの練習なのに、本気でやるやつがいる。
その印象があって、誘ってもらったりもしたから、
まあ、大丈夫かなと思ったいたら、全然違いました。

経験の差があると思います。
考えてからこうしようとか、体が勝手に動くっていうのはまだないんで、
その差、一歩とか半歩の差が大きいと思います。

Q.関東リーグについて

優勝しましたけど、最後の方に出してもらっただけで、年間通じてやったわけではないので。

Q.ブラジル遠征後に出場機会が増えましたよね。

ブラジル行く前の権田戦に出て、向こうに行ってもある程度使ってもらえるようになりました。

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ここから、No.1/杉本亮、No.4/星翔太のコメントも交えてご覧ください。
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Q.ブラジル以降変化はありましたか?

(星翔太)ブラジル以降、一番変わったのは太郎。それまで、出てなくて。

(杉本亮)ブラジル行くに当たって、自分の中でこうしてこうみたいな、変えようみたいなのはなにかあったの。 
それまでは、いっちゃ悪いけどサッカーをやっていた。
おれはこうやるんだ、みたいなところがあって。

そうですか?

(杉本亮)ひたすらインステップでおもいっきりシュート打ってくるみたいな。 

それ、今もあんまり変わらないじゃないですか。

Q.でれない時期がしばらくありました。

最初、ほとんど出れなくって。

(星翔太)最初、アルプラナス戦(9節)だっけ。

でも、あれも何で入ったのかなってくらいで。
それから、ずーっと出れなくて、応援でしたね。上から。
一番応援してた自信はあります。

(杉本亮)そのときから、ずっと練習にも来てるし、いろいろ準備はしてたけど、意識的なところでなんか変わったと思う。
ブラジル(遠征後)でも、一人でブラジルに残ったし。

(星翔太)ブラジルで結構、おれと(荒牧)太郎とかと話していて、移動の時間や試合中も、複雑に回すことも大事だけど、シンプルにやるところはシンプルにやるのが大事だし、それはサッカーに通じてる。
あとは戦術のとき、見方がこうして欲しいときにこう動けたらいいよねって話しとか、そういう部分がすごい足りてなかったと思うから、そういうことを話したのがすごい変わったのかなって。

(杉本亮)ブラジルに行く前から、もともと明るいですけど取り組み方がたしかに変わった。
上手くいかないなって思ってるような時期があったから。

Q.得意なプレーは「気持ちの入ったプレー」(プロフィールより)

他になにも思いつかなかったので、、、

チーム批判じゃないですけど、最初は日本一目指せるよって言われて来たけど、意識はなんだコレと思うところがありました。注目度はすごい高いけど、試合によってモチベーション落したり。練習でも。

だから、、気持ちの入ったプレーと書いて、
毎回ちゃんと全力でやるってことですけど、試合とか練習とか、相手とか関係なくやるという、、、深い意味は無いです。

Q.見ている人にもそういうところを見てほしいですか?

伝われば、、、

Q.では、試合中に吠えますか

(星翔太)吠えないよね。

プレイはたんたんとやるタイプなので。

(星翔太)よくないよそういうのは。

吠えるようにします!

(星翔太)カードに気をつけて、おれそういうのでカードもらうから。

最初は吠えたりするのみて、なんだあいつと思ってたんだけど、
そのすごさもわかってきたので、そういうのも大事だと。

Q.今シーズン、全日本選手権は終わりましたが、まだ地域チャンピオンズリーグがあります。

選手権に関しては、もちろんFリーグのチームとやりたかったですけど、(個人的に)そんなこというレベルじゃないというか。経験不足は感じているので、自分の力がどういうものなのか一試合一試合経験をしっかりつんでいきたいと思います。
そのために練習から、がんばってやっていきたいと思います。

荒牧 太郎(あらまき たろう)
1984年10月4日
身長175cm、体重68kg
>>詳細プロフィール

※1
2006年1月23日、関東リーグ最終節。
CASCAVEL(ペスカドーラ町田)とPREDATOR(バルドラール浦安)が優勝をかけて戦った。結果はCASCAVELの勝利。
ちなみに、前節まで4位だったボツワナはFUTUROに勝利し、次の試合でFIRE FOX(前節まで4位)がBlack Shortsに負けたため、3位に浮上、地域チャンピオンズリーグ出場権を獲得した。

※2
Q.ちなみに、杉さん本当に泣いたんですか。
(杉本亮)泣いてないです!
でも、太郎体とかすげーキレキレで、ゴール前とかで股抜きとか決められて、太郎すげーなと。
4年間課題もってやってたんだろうなって。
そりゃJ目指すってのは嘘じゃないなって思いました。